2016年2月16日火曜日

下地処理の紙やすり選び

■紙やすりはブルーイングには不可欠

ブルーイングの下地処理に紙やすりは欠かせません。
紙やすりをかけることは、次の2点の役割があります。

・モデルガン、ガスガンの表面の微細な凸凹を均す

成型時に生じた、ヒケやパーティングラインなどを均し、エッジを際立たせたり,表面をなめらかにする役割があります。
これらが残ったままでは、美しい仕上がりは得られません。

・HW樹脂の表面をリフレッシュする

金属粉末が混合された樹脂であるHW樹脂の表面は、含まれている金属の酸化により、曇った状態です。
このままの状態でもブルー液に反応しますが、反応の鈍い部分がでてムラになりますので、酸化していない面を露出させる役割があります。

これらの作業を進めていくために、紙やすりが必要不可欠です。

■モデルガンのブルーイングは空研ぎ?水研ぎ?

紙やすりに関わらず、何かを研削や研磨する際は、潤滑剤を使用する場合と層でない場合があります。

たとえば、包丁を研ぐ際には砥石に水をしみこませたり、油を塗布することが必要です。
ドリルで金属素材に穴を開ける場合は、切削油を使用する方が綺麗に穴を開けることができます。
滑らかな仕上がりを得ようと思うと、潤滑剤を使用する方が良さそうです。
しかしHW樹脂のトイガンをブルーイングする際は、水や油は使わない方が良いのです。
油が良くないのは、想像できます。
油脂がブルー液をはじき、反応を鈍くさせてしまいます。
水は影響は少ないでしょうが、今度は酸化等の問題もあり、これも反応を鈍くさせてしまいます。
「酸化の少ないHW樹脂層を露出させる」というブルーイング時の下地処理の命題からすると何もつけない「空研ぎ」である方が良いです。



■ブルーイングに使用する紙やすりの種類

紙やすりにもいろいろな種類があります。
サンドペーパー、空研ぎペーパー、耐水ペーパー、布やすりなどなど、ホームセンターにでも行けば数種類が手に入ります。
番手の荒い物はなんでも使えますが、柔軟性、仕上がりを考慮して次の2種類が候補に挙げられます。

・候補1:耐水ペーパー

水をかけながら磨くことにより、切削くずが紙やすりにたまらず目詰まりしにくいため、作業効率があがります。
また、水が潤滑剤の役目を果たし、均一な切削が行えます。
塗布されている研磨剤も均一なため、荒い番手の傷が残りにくいです。
しかしこれは水をつけた際に得られる効果ですので、空研ぎの場合は異なります。
均一な研磨剤により、切削くずが排出されにくく、ペーパーと素材の間にたまってしまいます。
これにより目詰まりが起こり、研磨性能が衰えてしまいます。
意図した仕上がりを得ようと思うと、頻繁なペーパーの交換が必要となります。
そればかりでなく、目詰まりを起こしている部分とそうでない部分の仕上がりが異なってムラになります。
ただ、番手も荒いのから細かいのまで種類が豊富な事は魅力的です。
なるべく力を入れずに、こまめに切削くずを払うなどの注意が必要です。

・候補2:空研ぎペーパー

耐水ペーパーと違って、水や油など研磨の際に何もつけずに使用する紙やすりです。
研磨の際に水をつけられない木材への用途で、ホームセンターで取り扱っています。
耐水ペーパーと違って、研磨材がランダムに塗布されていますので、切削くずの排出性も良く、目詰まりしにくく作業効率がよいです。
しかし、主な切削対象が木材ですので、ホームセンター等では、細かい番手が600番までの物しか手に入りません。


■結論はタミヤフィニッシングペーパー

今までは、600番くらいまでは空研ぎペーパー、その後は耐水ペーパーを使用していました。
ただ、これまでに示したように耐水ペーパーは目詰まりの影響がありますので、作業性はあまりよくありませんでした。
ホームセンターなどに寄った際は、豊富な番手で、空研ぎにも耐える紙やすりはないのかと探しました。
結局ホームセンターではなく、模型売り場にありました。
タミヤのフィニッシングペーパーです。
2000番まで番手が揃っていますので、トイガンのブルーイングに最適です。
また、模型というプラスチックへの利用が考慮されているため、トイガンとの相性もばっちりです。
価格が高いというところが玉にきずですが、仕上がりを考えると最適との結論に至っています。

最低限、次の番手があればいいでしょう。


タミヤメイクアップ材シリーズ No.54 フィニッシングペーパー 400番

タミヤメイクアップ材シリーズ No.56 フィニッシングペーパー 800番

タミヤメイクアップ材シリーズ No.57 フィニッシングペーパー P1000番

あとは、仕上がりによって前後や中間の番手を加えてカスタマイズして下さい。










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