マルシン S&W 439完成

Dsc_3096 実はずいぶん前に完成していました。ただブルーイングに手こずり仕上がりもいまいちなところがあったので、しばらく放ったらにしていたのです。箱にいれてクローゼットにしまっていましたが、1週間ほどして出してみると色も落ち着き、なんとか見られる姿になっていたので、やっとお披露目です。


ブルーイングに手こずったのは、平面出しすると出てくる亜鉛の固まり。ヘビーウェイト樹脂は、樹脂と金属が見分けが付かないくらい均一に混ざった表面が理想ですが、この439は平面出ししていくと、樹脂の中に亜鉛の固まりがボコッと出現するのです。そのまま進めても染まりますが、仕上げの段階になるとその亜鉛の固まりは、確実にどこかへ行ってしまうのです。後には、クレーター状の穴が残ってしまうのですね。


こんなことになるのは分かっているので、その亜鉛が消えるくらいまで研磨すると、今度は違うところから、また亜鉛の固まりが。。。これでは亜鉛の固まりより先に刻印が消えてしまいます。適当なところで妥協して作業を進めました。


Dsc_3109_1 やはり無理でしたねー。 「&」の下のスライドとフレームの際のところ、クレーターになってしまっています。その他にも小さな亜鉛の固まりが散見されます。




ヘビーウェイトはちょっとB級品になってしまいましたので、金属パーツで勝負することにします。普段参考にしてる実銃の写真が載ってるサイトやGUN誌でもS&Wオートのオシリは真っ黒でぴかぴかです。それを再現しました。もともと439はフレームにアルミを使用していますので、ガンブルーよりガンブラックという色合いです。金属は紙ヤスリの番手を徐々に上げていき、コンパウンドで研磨してから染めればそれなりに仕上がるので、ラクですね。Dsc_3098




とここまでは良かったのです。。。


最後の組み込みでトンデモナイことが起きてしまいました。

スライドに部品を取付いざフレームと合体というところまできました。オートマチックガンはフレームとスライドを合体することで完成します。ドキドキする瞬間でもあります。


ところが、スライドを取り付けると内部のファイアリングプレートとエキストラクタがはずれしまい、スライドとの間で詰まってしまったのです。慎重にスライドを前後させ分離を試みましたが、ムリでした。なかなかはずれないので、ちょっと力を入れると、T_T。


スライドと組み合うフレームエンドが、折れちゃいました。深夜2時くらいでしたけど、叫びました。気をとりなおして破片を接着し、成型したました。パット見はわかりませんが、よくみると継ぎ目が見えます。


わかりますか?分かりますよね。 Dsc_3108








そんなこんなで、ブルーイングは手を抜いてしまいましたが、それなりに仕上がったような気がします。今では数少ないS&Wオート。擬似的とはいえ言えしっかりショートリコイルもします。ちなみに、この439はスライドとフレームの材質の違いを再現すべく、別々のブルー液で染めました。


刻印 もリアルで深さも十分。もう一丁あるので、そいつはしっかり仕上げたいと思います。


次は木グリでも彫りますか。。。Dsc_3104


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