2010年7月12日月曜日

グリップリファイン~下地処理、塗料選択~

今、手元に少々くたびれたグリップがあります。



Dsc_2487_2





塗装も痛み、汚れも多い状態です。



これを現在製作中の作品に取り付けるべく、化粧直しすることにしました。



■塗装剥離                         



まずは、塗装剥離からです。



本当なら荒いペーパーを欠けるのですが、なるべく形を崩したくないため、今回はアルコールで地道に剥離しました。



アルコールに溶けるのでおそらくラッカー系の塗料が使われてるのでしょう。



霧吹きでアルコールを吹き付けると、塗膜が白濁します。



その白濁部分をへらでこそげ取る、この繰り返しです。



Cimg0239



S&Wのスピードローダー切り欠きのないタイプですね。



説明するまでもないですが、塗装を剥離したのは左側です。





■下地処理                              





大まかな塗料はアルコールとスクレーパー代わりのへらで落とします。



その後は、ペーパーがけで整えます。



平面部分の塗料はこの方法剥離できますが、チェッカリング部分はこの方法では作業できません。



チェッカリングのヤマもだいぶ減っていましたので、塗装剥離も兼ねて改めて目立てを施します。



Dsc_2491



その目立ての道具、チェッカリングツールです。



デム・バート(DEM-BART)というメーカーのチェッカリング専用工具です。



これでチェッカリングのヤマを彫りなおしていきます。



S&Wのチェッカリングは1インチあたり16本のチェッカーが彫られていますので、それに合わせた刃先を用意します。





■塗料                                        





次は塗料です。



今まではホームセンターで買えるニス類で塗装していましたが、毎回、刷毛の後かたづけ、屋外での作業のため天候に左右されるなど、いまいち使いにくいものでした。



今回は屋内でも作業できるように「シェラック」で塗装しました。



「シェラック」は、バイオリンやギター、家具などに使用される天然のニスです。



Dsc_2489



本来はこれをアルコールで溶かして布で塗り込むのですが、今回は刷毛で塗布することにしました。



なかなか良い状態に仕上げることができました。



すでに作品はできあがっていますので、このグリップを装着し、後日撮影しアップします。







2 件のコメント :

  1. グリップもレストアされるのですか・・・
    ペーパーを使わずに・・・の作業・・・愛情を感じます
    天然ニス・・・っていうのもイイですねぇ~
    バイオリンにも使われている・・・なんて聞くと
    ますます高級感・・・感じてしまいます!
    優しく・・・そして美しい
    このグリップでリボルバーの優雅さが一段と引き立ちますね♪

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  2. ビンセント2010年7月14日 8:40

    obi様
    ギターを塗装したりしている時期がありましたので、その要領でレストアしてみました。
    おっしゃるとおり「シェラック」は優しい質感です。
    必要な量だけアルコールに溶かして使用しますので、無駄もありません。
    ただ、蒸発したアルコールで若干酔っぱらってしまいますが。。。(*゚ー゚*)
    やっぱりブルーイングには茶色い木グリが似合いますね。

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