唐突ですが、 ジェームズ・ボンド と聞くと何を思い出すでしょうか?
スパイ、車、女性、タキシード、マティーニ、時計、秘密兵器。。。
色々ありますが、このブログの読者なら真っ先に思い出すのは、このPPKじゃないでしょうか。
ワルサー PPKは、1931年に発表されて約80年が経ちますが、未だ現役で製造されています。また、80年前のデザインとは思えないそのデザインには、普遍の美しさがある思います。スマートなボンドにはぴったりの小道具ですね。
さて、写真は、 マルシン 製の モデルガン PPK/Sを某ショップがPPKの初期型にカスタムしたものです。
PPKの初期型は、 マルシン・CAWの2社から モデルガン が販売 されていますが、当時は マルシンからPPK/Sしか販売されていませんでした。今回、刻印 ・塗装にあたって塗装を剥ぎましたが、PPK/Sからカスタムされた苦心の跡が見えます。カスタム箇所は、スライド前部、リアサイトの形状修正、グリップパネル、マガジンの短縮などです。
当初は、再塗装 のみというご依頼でしたが、いざ塗装を剥いでみると刻印 部分の醜くさが目立ちましたので、こちらで打ち変えました。もと刻印 は レーザー刻印 を売りにしているショップのカスタムでしたが、それほどシャープなものではありませんでした。
マルシンのPPK/Sは「Carl Walther ~」から始まりますが、この PPK 違います。(ちなみに最近のCAWから 販売されている モデルガン PPK 戦前型はこれと一緒ですね。)
目の細かいキャロムショットの塗料を使っていますが、どうしても刻印 部分は埋まってしまいますので、 ブルーイング の時より深めに彫っています。
オーナーの方は、 007 の大ファンで、オリジナルなものをとのご依頼でしたので、普段のリアル指向の当サイトとは違った路線で作業しています。
エジェクター側には。。。
007のロゴを彫ってみました。
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