マルシンのガスガンSIG P210刻印・ブルーイング




当ブログではモデルガンばかりを扱ってきましたが、今回は番外編として、マルシンのガスガンSIG P210のヘビーウェイトバージョンです。
実は発売後すぐに手に入れ、リボルバーの作業の合間にいじって完成させていました。




実銃の資料が豊富な現在では、外見だけで言うと設計の古いモデルガンよりガスガンの方がリアルです。

というのが常識でしょうが、マルシンP210に関しては少し違いました。
箱出し状態では、P210の魅力を引き出せていないような気がしました。
そこでブルーイングしたらどうなる?と作業していたわけです。
マルシンがモデルアップしたP210-6の実銃は、マット仕上げですが、初期の210をイメージしブルーイングしてみました。


実銃の世界では、コレクションの対象ともなるP210ですので、マット仕上げがデフォルトの210-6のリフィニッシュのブルー仕上げもありでしょうが、どうせブルーにするなら初期のP210にしてしまうおうと、P210-6の刻印 を切削し、GUN誌1979年5月号に紹介された初期のP210のシリアルを刻印し直しました。


イチロー・ナガタ氏がJACK・天野氏と組んでレポートしていました。その記事内でもP210の美しさが伝えられていました。美しいラインとふくらみが織りなす造形は、ブルーイングされることによりその美しさを増し、思わずさわって感触を確かめてみたくなります。


上の2点の写真と比べてください。照明と カメラ の位置をずらすとご覧のように表情が変わります。塗装でも同様な変化は見られますが、ここまでは変わりません。


お気づきかもしれませんが、バレルにもシリアルが入っています。組み上げてから気が付きましたが、フレームのシリアルと異なります。古い銃やカメラ、時計などは部品単位でシリアルが異なることがあります。・・・というのは言い訳ですが、雰囲気重視のカスタムと言うことで。



古いGUN誌と同じシリアルナンバーです。







スライドストップのかかる位置は手前ですが、今回はそのままに。


写真でみるだけでもブルーイングも良いものですが、塗装 では味わえないその質感は、実際に手に取った者だけが味わえます。

2 件のコメント :

  1. 素晴らしい作品ですね!
    もはや芸術作品としか言いようがありません。同じタイプ(作者は別人)が20万前後で出ていたと思うのですが写真からして数段上ですね。私のような庶民にはなかなか手が出ない…悔しいかな…素晴らしい完成度!
    オークション覗いてみます。

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  2. ビンセント2008年6月9日 10:10

    Angelさま
    ご覧頂きありがとうございます。
    実はマルシンから210が発売されたときは、HW版がでないかと期待していたもので、発売と同時に大人買いしておりました。
    ブルーイングの似合うオートマチックのトイガンはなかなかありませんので、ずっとリボルバーを作業していきましたが、例外的に210はブルーイングがよく似合います。
    作業前のものもありますが、まったく別物に見えてきます。
    今回はオークションの出品しましたが、自分用にも1丁欲しいですね。
    それでは今後ともこのブログをよろしくお願い致します。

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