2006年7月13日木曜日

ワルサー P38

Dsc_3356 絶版になって久しい マルシンのP38です。エクセレントヘビーウェイトとして発売されていたものです。 マルシンP38は刻印 とシルエットの整合性が取れていないなど、ウェブ上でもなんやかんやと言われています。具体的にはトリガーガード上部の形状の違いです。 マルシンがモデルアップしてるP38は、トリガーガード上部がヒョウタン型です。この形状は本来、AC44以降、1944年以降のモデルの特徴です。特に ミリタリー の場合『ac43』と入ってしまっていますので、違いは決定的です。『ac43』のP38のトリガーガードの形状はヒョウタンではなく一文字です。ワルサー社が、トリガーガード形状の設計を変更したのは、1944年ではなくて、1943年の中期です。
理由は、スライドストップ穴の下部にクラックが入る事例が散見され
たため、フレームの強度を上げることが目的でした。
ほぼ同時期に、スライドのエキストラクターが入る溝の形状の設計
変更も行われています。これは、加工の省力化が目的。



ということです。マルシンのモデルアップは正しいです。


O様、ご指摘ありがとうございました。



その点コマーシャルなら、最初期のHP(へーレス・ピストーレ)、P38Ⅱと言えないこともないです。(細かい刻印 は違いますが。。。)(参考文献:『 ワルサー ・ストーリー』床井雅美著 徳間書店)


Dsc_3355 ならばと大人買いしてしまいました。選んだのは、コマーシャルモデル。上記のコトを考えると断然こちらでしょう。綺麗なブルーの ミリタリー モデルも興味がありますが、実銃の世界では、美しいブルーイングは最初期の市販用のP38が正解のようです。


これを手に入れるには、正直結構な資金を必要としました。しかし、現在発売されていないという希少性を考えると、仕方ありません。どれもエクセレントヘビーウェイトの未発火の極上品ばかりです。




Dsc_3358 しかもちゃんと ワルサー 刻印 です。以前持っていたサイド発火のPPKは マルシンバナーでした。P38も一時商標権の関係で、 マルシンバナーがたなびいているときがありました。発火派の人には刻印 なんて関係ないでしょうけど、ブルーイング派としては刻印 は重要です。


 


Dsc_3360 分解方法は実銃とは違うそうですが、ちゃんとショートリコイルもします。MGCに発火性能は劣るようですが、鑑賞ブルーイング派としては、 マルシンの方が、軍配があがります。


 


Dsc_3361_2 デコッキングもちゃんとキマリます。マルイのキットは再現してなかったはずです。写真の木グリはアルタモントのです。たまたま寄ったショップで一つだけ売っていたのをあまり深く考えず購入。しかしこれが厄介でした。


20年ほど前の モデルガン。実銃用として販売されているグリップがそのまま付くはずないのは覚悟していましたが、P38側に突起物が多く、その干渉部分を探るのが面倒くさかったですね。押しつけては、削り、またあてがっての繰り返しです。


でもその内部の形状修正のみで、グリップラインなどはピッタリで修正の必要を感じませんでした。とくにグリップエンドのフレームを包み込む部分は元のグリップ並みにフィットします。ハイパワーの時はフレームラインが全然違ったので、チェッカリングの移動まで必要だったのに。


とりあえず、木グリリアル刻印 ブルーイングする諸条件が揃いました。ましてや絶版品となると気合いが入ります。がんばって仕上げます。




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