マルシン製モデルガン-ブローニングハイパワー●形状修正●

中学生の頃、テレビで「クライムハンター」が放映されていました。世良公則演じる主人公の使うベレッタ92Fが格好良く欲しくてたまりませんでした。しかし当時はスズキからベレッタ92SBがモデルガンとして発売されているだけで、しかも中学生に買えるような値段じゃなかったので、仕方なくモデルガンのベレッタM84のトリガーガードをパテ盛りしセレーションを刻んだ、92F風のモデルガンで遊んでごまかしていました。それともう一つ遊んでいたモデルガンが、これも組み立てキットがあったから買えたんですが、このブローニングハイパワー。ベレッタ並とは言わないまでも、その装弾数の多さは、なんとも魅力的に思えたものでした。モデルガンだから装弾数なんて関係ないですけどね。

現在は、そのハイパワーのモデルガンも素材がヘビーウェイト、発火方式もセンターファイアー、ショートリコイルに変わっていますので、オリジナルに忠実にブルーイング仕上げを施したいと思います。


通常ですと、表面の研磨からスタートしますが、このハイパワーは先にせねばならないことがあります。形状修正です。実銃写真(今回はGUN誌2000年11月号を参照しました。)を参考に金属ヤスリとカッターナイフでラインを修正していきます。

このハイパワーのモデルガンの形状修正は色んな方が解説されてますので、細かいことは割愛します。写真を参考にしてください。要はスライドのダストカバー部のRと平面の境界線の延長上にフレームダストカバーの同じ境界線を移動させていきます。


写真はその形状修正と400番までのペーパー研磨が終了したところです。このGUN誌のブローニングハイパワーは、曲面と平面の交わりが、まるでアメコミのビルのようなユニークな形状をしていています。マルシンハイパワーはこのラインが再現できていないので、どんくさそうな印象を受けます。さて、どこまで再現できるか。。。


写真の木グリはマルベリーフィールドのものです。タナカのガスガン用ですのでそのままは取付不可ですし、なによりフレームラインが違いすぎます。彫刻刀片手に、グリップ裏側の彫り込み、フィッティング、チェッカリングの移動などフレーム同様時間がかかります。これも毎日ちょっとずつの作業をし、2回塗装を施しました。塗装はあと数回する必要がありそうです。

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